暴力を振るう男性は何を考えているか…DV加害者に取材し描かれた漫画が考えさせられる

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漫画家の水谷緑(@mizutanimidori)さんがTwitterに「暴力を振るう男性が何を考えてるか」のコメントと共に掲載した漫画が、考えさせられる内容だといま多くの読者の間で話題となっている。その投稿漫画がこちら。

言うことをきかないと我が子に暴力をふるい続ける男性。子供は一時保護されるも、男性は「厳しくしつけているだけだ」と自分が虐待していることを認めず、「加害者プログラム」へ参加することに。そこでは様々な理由から過程で妻や子供へ暴力をふるう男性たちの姿があった…。

男性たちが家庭で誰にどのような暴力をふるっているのか、どうして虐待するに至ったのか、その心の奥にある問題や解決方法も含めてリアルに非常に描かれている。

読者からは「どこの地域でもこんなふうに手厚い児相ができたらいいのに」「男らしさや女らしさより人間らしさを大切にするべき」「自分は間違っていないと思い込んでいる人は自分の弱みと向き合う勇気がないため逃げ続ける」など様々なコメントを寄せている状況だ。

この漫画は水谷緑さんによる『こころのナース夜野さん』3巻に収録されているもので、水谷さん自身が加害者プログラムや加害者向けの対話の会などを取材して描いた話とあって、とてもリアルな内容だ。
書店員を中心とした有志による漫画賞「マンガ大賞2022」にもノミネートされた本作、フィクション作品とはいえ様々な精神科の患者を描いた読み応えのある内容となっているので、気になる方はぜひ読んでみてほしい。

『こころのナース夜野さん』第一巻(Amazon)




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