アニメや漫画でよくある、キャラクターの横顔のカットで表現される口。実は3DCGで再現すると正面から見た場合とんでもない変形の仕方をしていることが分かると、自主制作アニメのクリエイターが自身の作品の制作過程を通して紹介していて、話題となっている。
自主制作アニメ「Bite the Bullet」
制作過程をチラ見せ③
別の横顔のカット
セリフがある口パクのカットでも口を変形させて"アニメっぽい口"に見えるようにしています👄#indie_anime #rigging pic.twitter.com/Ce4OY3i0zD— さんご (@sngsn353) February 26, 2022
横顔カットの口を正面から見た場合、見事に横へと歪んでしまっているのだ。これにはフォロワーたちも「笑ってしまった」「絶対こうなってるという想像が見事に具現化されてしまった」「夢を壊さないで」「2次元故の不自然さを3次元で敢えて表現しているのか」など様々なコメントが寄せられている。
なお、この口の表現は、アニメなどの制作時に手描きで顎を動かさなくて済むような作画用の手法として用いられたことが始まりのようだ。
なお、この動画を投稿したさんご(@sngsn353)さんが友人と制作した自主制作アニメ『Bite the Bullet』の本編映像はこちら。
口元だけでなく、様々な箇所でよりアニメ的表現を再現できるよう調整が行われていることが伺える。
オリジナルアニメ「Bite the Bullet」
制作過程をチラ見せ
横顔のカットは普通に撮るとCGっぽくてあまりかわいくならないので、
口をカメラ側に引っ張って、シルエット調整用のコントローラーで"第二の唇"を作って"アニメっぽい口"に見えるように変形させています👄#indie_anime #rigging pic.twitter.com/Tgnmz1JFzP— さんご (@sngsn353) January 22, 2022
自主制作アニメ「Bite the Bullet」
制作過程をチラ見せ②
下を向くなどカメラに対して顔が斜めになる時、sphereで作っている眼球付近に若干立体感が出てしまっていたので、顔の上半分だけスケールをかけて"3DCGアニメっぽい"と感じるような立体感が出ないようにしています👁️#indie_anime #rigging pic.twitter.com/67wfCNFo9F— さんご (@sngsn353) February 18, 2022
こうなってくると3DCGで描くほうが大変なのでは…と思ってしまうほどではあるが、こうやって表現方法を試行錯誤していくことで日々クオリティが向上していることが分かる、面白い動画なのではないだろうか。