シンガポールの芸術家、Lee Wenさんの作品に、卓球の概念を大きく覆すドーナツ型の卓球台「Ping-Pong Go Round」があることをご存じだろうか。
この卓球台は円卓になっているため、内側と外側の人の間に、ペアの概念が存在しない。外側の人は左右どちらの人が内側の人にレシーブしてもOKなのである。もちろん、内側の人も好きなタイミングで位置を交代して構わない。好きなようにラリーを楽しむことで、卓球の可能性を広げることを目的とした作品なのである。
しかし、あまりに自由すぎて、内側の人の負担が大きいうえ、左右にアウトすることもないため、異様な角度からのレシーブなども受けねばならないという、試合が破たんしそうな卓球台である。
それでも上手な人がグループにいる場合などは、中に入ってもらって、順番待ちなど気にせずみんなでラリーを楽しむ、ということは出来そうだ。
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