絵を描けないし、漫画の作り方も知らない。そんな状態でも漫画を作ってみたい…多くの人が妄想するこの夢のような出来事を、AIが可能にしてくれる時代がすぐそこまできているのかもしれない。そう思わせてくれる事態がいまSNS上で話題となっている。
絵描けないし、漫画の作り方も知らないけど。
midjourneyで生成した画像を漫画的に配置してみた。
よく分からんけどちょっと面白そうかもしれない…。
(これ以上は何も考えてません)#midjourney #AiArt #comic pic.twitter.com/VHYXVT73iQ— Ryo Sogabe / Creative Video Manager of CLE (@sogachin) August 7, 2022
イラスト・画像を高レベルで自動生成してくれるAI画家のwebサービス「ミッドジャーニー(Midjourney)」で生成した画像を漫画的に配置してみたところ、かなりのクオリティで漫画が出来てしまい、漫画好きの間で衝撃が走っているのだ。
使わなかった副産物をいくつか投下。 pic.twitter.com/hzuxzrUA85
— Ryo Sogabe / Creative Video Manager of CLE (@sogachin) August 7, 2022
使わなかった副産物をいくつか投下。 pic.twitter.com/Lz5rociNrt
— Ryo Sogabe / Creative Video Manager of CLE (@sogachin) August 7, 2022
この漫画を制作したのはCLE (クラウディッドレパードエンタテインメント)でCreative Video Managerとして勤務する曽我部亮(@sogachin)さん。映像分野のプロだけに専門外とはいえ漫画としての完成度も高いものとなっている。
これにはSNS上でも「可能性を感じてしまう」「素晴らしいクオリティ」「めっちゃかっこいい」「本業じゃない人がAIの力を借りてここまでできるっていう所にAIの魅力と可能性が詰まってる」「この手法でぜんぜん作品作れそうな感じする」「天才イラストレーターAI」など絶賛する声が多数寄せられているほか、『BLAME!』や『シドニアの騎士』で知られる「弐瓶勉の絵柄に似ている」という声も少なからず寄せられているようだ。
以下ちょっと「慟哭の天蓋」について…
多くの方が言及されている「弐瓶勉先生に似てる」ですが…これはまぁ当然で、まず僕が大好きだという事と
midjourneyで漫画表現のテストをしていた際に「それっぽいやつ」が出来、そこから派生して生まれた最終ページの原型を見てこの遊びを思いついたからです。— Ryo Sogabe / Creative Video Manager of CLE (@sogachin) August 7, 2022
「続きを読みたい」というありがたいコメントを頂いていますが、ストーリーもタイトルも全て画像を見ての思い付きなので…
漫画家さんてスゲェなと、コマ割りでうんうん悩みながら思ってました。擬音の使い方ダサいのとか許して…。いつか続きやれたらいいなぁ。— Ryo Sogabe / Creative Video Manager of CLE (@sogachin) August 7, 2022
とりあえず、みんなが弐瓶先生作品を大好きすぎる気持ちが伝わってきて最高でした。
言えるのは「弐瓶先生マジで神」って事と「midjourney先生は弐瓶先生のファン」。多分これ間違いない。— Ryo Sogabe / Creative Video Manager of CLE (@sogachin) August 7, 2022
弐瓶先生の、あの圧倒的な世界観やストーリー、キャラクターの素晴らしさにはならなくても、自分なりに「かっけぇ~」と満足できるものが作れて楽しかったです。
皆さんに少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。ありがとうございました。終わり。— Ryo Sogabe / Creative Video Manager of CLE (@sogachin) August 7, 2022
どこまでオリジナリティを発揮できるかが課題となりそうではあるが、現状もアシスタントに依頼していたり背景を実写から取り込んだりしている漫画家は多いことからも、使い方次第ではAIにイラストを頼む行為そのものはすぐに有効な手段となりそうだ。