先日オレゴン州ポートランドの河岸で鮮やかなピンク色に染まった2羽の鶏が発見され、地元の動物用シェルターに保護された。引き取りに来た飼い主によれば、世間からの注目を集めたくて、エサに「クールエイド(粉末ジュース)」や「ビーツジュース」を混ぜて、故意的に染めたとのこと。
動物にしてみたらなんとも迷惑な話であるが、今回、鶏を染めるのに利用された「クールエイド」を調べてみるとさらに驚くことがわかる。アメリカではおなじみの粉末ジュースなのだが、パッケージの可愛らしいキャラクターとは裏腹に、とても食べ物とは思えない鮮やかな原色をしているのだ。
あまりの色素の強さに、一部の間では染色液としても知られているようで、手芸用の毛糸や髪の毛などを染めるのに用いられている。ちなみにこちらは絵の具としてお絵描きに使った例。色が凄すぎて、今回の鶏のように染まってしまわないか心配になる。
全身、見事なまでの鮮やかなピンク色に染められた鶏。どれだけ摂取したらこんなに色になってしまうのだろうか。これが人間だったら・・・と思うととても恐ろしい。
ケミカルな加工品の摂取はほどほどにしておきたい。
Two Bright Pink Chickens Rescued on the Waterfront in Portland, Oregon