もし『機動戦士Ζガンダム』を漫画家のあだち充が描いたら……。そんな妄想を具現化したイラストが、現在ガンダムファンや漫画好きの間で大きな話題となっている。その投稿イラストがこちら。
今日の見たいもの見せましょう‼️
あだち充先生風機動戦士Zガンダム‼️
ギスギス殺伐としないムフ❤️なZガンダム
……ただしファのぱんちゅ持ってムフ❤️の後は修正あり❣️#機動戦士Zガンダム #あだち充#見たいもの見せましょう pic.twitter.com/xBmfnwrjkw— 龍美狂平@破廉恥聖闘士 (@kyoheitatsumi) December 27, 2025
投稿したのは龍美狂平(@kyoheitatsumi)氏だ。あだち充といえば『タッチ』『ラフ』『みゆき』『H2』『クロスゲーム』など、野球やスポーツに淡い恋愛を絡めた青春ドラマの大家である。公開されたイラストは、その特徴を存分に生かした「あだち節」全開のZガンダムだ。
殺伐とした戦場とは無縁の、どこか「ムフ」とした空気が漂う作風に対し、「素晴らしい」「カミーユとアムロに違和感無いのにワロタ」「ストライクな年代を的確についてくる」「声上げて笑ってしまった」「最高」など絶賛する声が多数寄せられている状況だ。
本来、陰鬱で複雑な人間関係が展開される『Zガンダム』と、爽やかな風が吹き抜ける「あだちワールド」は対極に位置するといえる。しかし、両作ともに80年代という同時代を象徴する作品であり、キャラクターの根底にある「青臭さ」や「若さゆえの葛藤」というテーマは共通しており、その時代背景が、見る者の脳内で見事に補完されているのかもしれない。
もしあだち充版が本当に存在したとすれば、読んでみたい人は多いのではないだろうか。