統計家で東京大学助教として活躍する西内啓さんがTwitterに投稿した、「嫌われるおじさん」に見られる傾向とその仮説が、多くのフォロワーたちから共感を得ている状況だ。
その投稿がこちら。
自分もう40歳なので「嫌われるおじさん」にならないよう色々考えてるんですけど、ダメなおじさんの言動って実は「おじさんぽい言動をすること」ではなくむしろ「おじさんなのに若い頃の言動が抜けてないこと」にあり、逆に今から老紳士の振る舞いを身につけるべきなのではないかという仮説を得た。
— 西内啓 Hiromu Nishiuchi (@philomyu) June 10, 2021
例えば話相手の興味とか関係なく小2男子は自分の趣味とか持ち物の自慢しがち、中2男子は暴力的な言動しがち、ハタチそこそこの兄ちゃんは色恋沙汰の話しがち、みたいなことは微笑ましいけど、おじさんがそのままの状態だと嫌がられる、みたいなメカニズム存在してる気がしてきたので注意したいところ。
— 西内啓 Hiromu Nishiuchi (@philomyu) June 10, 2021
周囲から嫌われてしまう「ダメなおじさん」の傾向として、実は「おじさんぽい言動をする」ことではなく寧ろ「おじさんなのに若い頃の言動が抜けてないこと」にあるのではないか、というのだ。
具体的には、小学生のように「話相手の興味あるなしに関係なく自分の趣味とか持ち物の自慢をしがち」な人や、中学生のように「暴力的な言動をしがち」な人、二十歳前後のように「色恋沙汰の話をしがち」な人など、その年代で見られる傾向を中年になっても引きずり、年相応の振る舞いができなくなっている状態を指すようだ。
これには多くのフォロワーも「非常に興味深い仮説」「わかりみがありすぎて震える」「とっても悩ましい問題」「ほんとそう思う」「年相応の落ち着きが大切」など共感するコメントを寄せている。
中年にも関わらず変に若者ぶって嫌われてしまうより、逆に老紳士としての振る舞いを身につけたほうが、憧れられる存在へとなれるのかもしれない。自分の立場をもう少し客観的に見て、周囲に安心感を与えられるような存在になることが大切なのではないだろうか。