対象年齢の異なる少年誌と青年誌では、その内容や表現に対する規制が大きく異る。少年誌に載せるには残酷過ぎる描写が、青年誌では掲載されていることもしばしば。
そんななか、ある意味で「少年誌に載せるには残酷すぎる」漫画がいま、SNSで話題となっているのをご存知だろうか。『定額制夫のこづかい万歳 月額2万千円の金欠ライフ』だ。
少年誌に載せるには残酷すぎるという話題の度に「じゃあ青年誌はそこまで残酷なのか?」と思いながらモーニングを開くと40代男性が月2万円のこづかいで暮らす漫画が出てくるので確かに少年誌より残酷かもしれないという気持ちになる
— ねおらー31♎ (@neora31) November 3, 2020
45歳、二児の父が月額2万千円のこづかいという万年金欠のなかで幸せを追い求める、ドキュメント漫画家・吉本浩二による唯一無二の漫画だ。
限られた「こづかい」とどう向き合っていくのか、「定額制」のプロ庶民から学ぶ“やりくり&お楽しみ術”が描かれている。
【最新】『定額制夫の「こづかい万歳」』第14話は今週12日(木)発売・週刊モーニングに掲載します。今回も強者が…!?どうぞよろしくお願いします! pic.twitter.com/C8SIwqFxrn
— 吉本浩二こづかい万歳①発売中! (@yoshimotokoji) November 9, 2020
皆さんのとっておきの場所は、どこですか?
ちなみに吉本さん家は…#フードコート #オフハウス#こづかい万歳 pic.twitter.com/ZBguQ0OW5S
— 定額制夫の「こづかい万歳」公式 (@kodukaibanzai) November 4, 2020
『こづかい万歳』で真似してみたい人物、皆さんはいますか?
吉本さん、激安店めぐりの筒木さん、自作酒のあーみんさん、ポンタカードの静男さん、ステーションバーの村田さん、0円の芝さん、こづかいバトル夫婦……#こづかい万歳マネしたいランキング pic.twitter.com/xRxLkxw3Y6
— 定額制夫の「こづかい万歳」公式 (@kodukaibanzai) November 3, 2020
このあまりに辛く厳しい現実と向き合わなければならない漫画に、ネット上では「残酷過ぎる」という声が多数上がっているのだ。
一方で、「人それぞれお小遣いの額の数だけ幸せの数があるというテーマなのが好き」「制限化で楽しむ男の姿が楽しい」「どういう暮らし方をすると貧乏になっていくか教訓が詰まってる」など、この漫画独自の読み応えを評価する声も多数上がっている状況だ。
なかには「35〜48歳の登場人物がみんな実はパートナーも子どももいて持ち家もある事実が一番つらい」と自分の人生と比較して更に落ち込んでしまった人もいるようだ。
ファンタジーやバトルもので様々な残酷描写が登場するのは漫画であれば仕方ないが、現実を描くことこそが一番残酷なのかもしれない。
コミックDAYS『定額制夫のこづかい万歳月額2万千円の金欠ライフ』1話掲載ページ