ホラー映画好きの人にとって、聞き捨てならない話題がいまTwitter上で沸騰中だ。
それは…霊能力者達に「今まで見た映画の中の幽霊で一番”本物”に近いのは?」と聞いた際に全員が答えた作品があるというのだ。
「霊能力者達に「今まで見た映画の中の幽霊で一番”本物”に近いのは?」と聞いたら、全員が黒沢清の「降霊」と答えた」云々。この話で重要なのは「アレは人の写真を窓に張っただけ=昔の”作りものっぽい”心霊写真が一番”本物”に近くて、気持ち悪い」という事だと思う。早い話がコティングリーの妖精写真 pic.twitter.com/7W5d0QRavS
— どう即 (@pc_unko) 2019年2月20日
その作品名は『降霊 KOUREI』。1999年に放送した黒沢清監督のテレビドラマで、役所広司さん、風吹ジュンさんのほか、石田ひかりさん、きたろうさん、哀川翔さん、岸部一徳さん、大杉漣さん、草なぎ剛さんといった豪華メンバーが出演している。
怪奇小説『雨の午後の降霊術』を映像化しており、背後に感じる気配や物音など、日常の闇に潜む“目には見えない恐怖”が味わえる衝撃作となっている。また、テレビ放映後に映画としても劇場公開されている。
違う話しになってしまいますが
昔テレビ番組でも同じような実験があり
幽霊の動きが上手い映画を霊感がある方が選んだ時も降霊でした。
顔が認識できず滑るように移動する感がとても本物のようだとのことでした。
黒沢清監督がとても丁寧に取材を重ねられたと紹介されてたと思います。— 佐久平さん (@makio_tjm) 2019年2月21日
この作品の「窓に映る霊」の姿が最も霊能力者達にとってはリアルに感じられるというのだ。
なお、この表現を比喩する際に使われている「コティングリー妖精事件」とは、イギリスのブラッドフォード近くのコティングリー村に住む2人の従姉妹フランシス・グリフィスとエルシー・ライトが撮ったという妖精の写真の真偽をめぐって起きた論争や騒動のことを指す。その写真も後に2人による捏造であったことが自白されている。
霊感のある人もそうでない人も、幽霊が見える感覚を味わいたい人はぜひ一度『降霊』を観てはいかがだろうか。