毎年、受験シーズン終盤になるとテレビで目にする、みすず学苑のCM。
あたらしいみすず学苑のTVCMをみてしまいまた硬直してしまっているう pic.twitter.com/9UozfPF9ys
— oka-p@神戸かわさきおつでした (@chin10okap_III) 2015, 2月 14
例年通り、今年もカオスなCMを放映し続けている。
■鳥編
■魚介編
しかし、このCMに何の意味があるのかを理解できず、毎年流れる度に首を傾げてしまう人も少なくない。その疑問になんと、みすず学苑が公式に答えていることをご存じだろうか。
「みすず学苑CMの謎を解く」というページでは、以下の代表的な質問に対するみすず学苑からの返答が閲覧できるのだ。
Q. みすず学苑の広告やCMは、なぜ毎年、あんなに意味不明なのですか?
Q. あんなCMを見て、予備校としてのみすず学苑に、来る生徒がいるのですか?
Q. ヤマトタケルや、縄文太郎のキャラクターは、どういう意味があるのですか?
実は、ヤマトタケルが登場し、ダジャレを連発するあのカオスな内容には、それぞれとても深い意味があるようだ。そしてわざとあのような内容にすることで、生徒の「性質」を選別を行っている、というのである。
なぜダジャレかと言えば、1960年までは、同音異義や掛詞(かけことば)は、「駄」のつかない「シャレ」と呼ばれ、知性や教養ある人が使う、優れた言葉だったのです。ところが、1960年に誰かが「駄」をつけ、シャレを貶(おとし)める風潮が始まったのです。
これは、志を持って捲土重来(けんどじゅうらい)する人を、「浪人」と呼んで貶(おとし)める風潮に似てます。学苑長は、これに憤るのです。だから、「浪人生よ、誇りを持って開き直れ。ダジャレよ、誇りを持って開き直れ」という、裏のメッセージがあるのです。それで、毎年開き直って、ダジャレのCMを貫くのです。
みすず学苑は、首都圏に8校舎しかなく、全国展開もしません。だから、少数制予備校に、ふさわしい生徒だけ来ればいいのです。また、あのCMを見て、「何となく面白そうだな」と感じる、シャレの分かる、明るくて素直な子に来てほしいのです。つまり、他の予備校は、「学力」で生徒を選別しますが、みすず学苑は、CMによって「性質」を選別してるのです。
恐るべし、みすず学苑。
若干、強気な口調なのは、あまりに多くの問い合わせが今まであってうんざりしているせいだろうか。そのうえで質問へ真摯に答えているので、興味がある方はぜひこのページに目を通して欲しい。
みすず学苑「みすず学苑CMの謎を解く」ページ