日本における呪詛の定番といえる「丑の刻参り」。その方法としては、丑の刻(午前1時から午前3時ごろ)に神社の御神木に憎い相手に見立てた藁人形を釘で打ち込む、というのが日本に古来より伝わるスタンダートな呪い方となる。しかし、いまその丑の刻参りが難しくなっているというTwitter投稿が、オカルト好きの間で話題となっている。
これ、神社で働いてたわたしからの豆知識なんですけど、最近の神社はセコムついてて携帯端末からでも防犯カメラの映像を確認できるので、丑の刻参りの「誰にもみられてはいけない」のクリアが困難になっています。なんなら、録画までされてます
— 鴨川を徘徊する魔女 (@Kamohai_) April 10, 2022
神社で働いていた人物の投稿によると、最近の神社はセコムついてて携帯端末からでも防犯カメラの映像を確認できてしまうようだ。したがって、丑の刻参りの「行為を他人に見られると効力が失せる」ために「誰にもみられてはいけない」の条件をクリアするのが困難になってしまったようだ。
丑の刻参りは連夜この詣でをおこない、七日目で満願となって呪いが叶うと言われているため、七日間も連続で防犯カメラの監視を搔い潜ることはかなり困難なのではないだろうか。
なお、ゆかりの場所としては京都市の貴船神社が有名だが、そもそも貴船神社は24時間開門していないようで、根本的に実現不可能なのかもしれない。そのほかの神社においても、保安上の理由で神社側が禁止していることが多いようだ。場合によっては建造物侵入罪に問われる可能性もあるようなので、流石にいないとは思うが丑の刻参りをどうしても行いたい人は今一度計画を練り直したほうが良さそうだ。