これは映画のワンシーンではない。騎士やエルフ、ドワーフ、ゴブリンといったファンタジー世界に登場するキャラクターになりきってクエストをクリアする体感リアルゲーム“LARP(ライブアクションRPG)”の様子だ。
要するにコスプレしながらファンタジー世界を再現するのだが、その本気度が遊びの域を超えている。
なによりも世界観を守るため、参加者には以下のような振る舞いが求められる。
<中世ファンタジーLARPの場合>
・種族の特徴を再現する(エルフは長い耳、ドワーフは立派な髭、ゴブリンは肌に色を塗る等)
・キャラクターに合った武器と防具を装備する
・魔法はきちんと呪文を唱える(暗唱が望ましい)
・自分が扮したキャラクターにふさわしい言動をとる
あらかじめ決められたストーリーや目的はあるものの、個々に細かいセリフなどはない。
とにかくキャラクターになりきって、全力で遊ぶのだ。
「なぁ、どーやってブチ殺す?」 おなじ種族同士、戦闘の合間におしゃべりも。
半人半獣の種族を見事に再現。ピンチのときにちゃんと走れるか少し気になる。
何の種族か不明だが、首まで黒く塗ってもらいきっちりキャラ作り。
まだ海外ほど一般的ではないにしろ、このは日本でも人気が高まりつつある。
「週末? あぁ、ちょっとゴブリンと戦って世界救ってきたわ。」
こんなセリフがリアルで言えてしまうLARP、今後の広まりに期待したい。
関連リンク:
国内LARP
レイムーンLARP
キャッスル・ティンタジェル