幻冬舎comicブーストにて『このはな綺譚』を連載中の漫画家、天乃咲哉(@amanosakuya)さんがTwitterに掲載したアイディア「有名税還付金」が、天才的な発想だとフォロワーたちの間で話題だ。
アンチコメントをお金に換えられないか?という話。
名付けて有名税還付金。 pic.twitter.com/urjnKzgvdA— 天乃咲哉?このはな⑨巻発売中 (@amanosakuya) 2019年12月25日
「有名税還付金」とはTwitterやInstagramのようなSNS、あるいは漫画アプリで現れるアンチコメントを、お金にかえることは出来ないか?というアイディアだ。
クリエイターや有名人が作品や文章を投稿した際に、応援コメントが寄せられる一方でアンチコメントも寄せられてしまうのが現状だ。有名になればなるほどアンチコメントも増えてしまうため、投稿者は一方的に疲弊してしまうことが多い。
そこで、投稿に対しコメントをする場合は、まず広告を視聴してからでないと投稿出来なくしてしまえば良いというのだ。アンチコメントしようとすればするほど広告収入に繋がってしまうため、アンチの活動が抑制できるのではないか、というのである。もちろん、アンチがそのままコメントしても収益に繋がるため、コメントされた側の心的負担が幾分救われるかもしれない。また、応援したいファンたちもコメントすることで、自分たちの行動を直接収入に繋げてもらえる、という利点もある。
これには「この機能はほしい」「このシステム誰も損しない」「これは天才の発想」「考えれば考えるほど良い仕組み」と絶賛するコメントが多数寄せられているほか、「むしろ大義名分を得たと図に乗りそう」「投げ銭を理由に好き勝手言える環境になりかねない」などアンチの闇の深さを懸念する声も一定数いるようだ。
有名人のなかにもブログなどすでに広告収入のために炎上を狙って投稿する人もいることから、その他のSNSにも似たような環境があれば、新しい風がSNS上に吹くかもしれない。