日本初の片腕義手の看護師で、北京・ロンドンパラリンピック競泳の元日本代表でもあった多彩な経歴の持ち主、伊藤真波さんが義手でバイオリン演奏している姿が世界中で話題となっている。
その動画がこちら。
涙が出て来た? pic.twitter.com/ZfWkg3aM2X
— ヒロクライム (@tannokasa) May 16, 2020
肩をたくみに揺らしながら中島みゆきさんの『糸』を演奏しているのだ。
伊藤さんは20歳のときに交通事故により片腕を切断。しかし、看護師になる夢を諦めずに翌年復学。その後は2007年に専門学校を卒業すると、看護師の国家試験に合格し、日本初の片腕義手の看護師となったすごい人物だ。
そして、リハビリの一環として始めた水泳を本格的に始め、障害者水泳の選手として北京パラリンピックやロンドンパラリンピックに出場。
■2008年 北京パラリンピック出場 100m平泳ぎ4位 100mバタフライ8位
■2010年 アジアパラリンピック出場 100m平泳ぎ2位
■2012年 ロンドンパラリンピック出場 100m平泳ぎ8位
上記のような素晴らしい成績をおさめたスイマーでもある。
また、現在は子育てをしながら講演を中心に活動しているようで、その講演先などでバイオリンの演奏も披露しているようなのだ。
その衝撃的かつ素晴らしい演奏姿に、動画を観た世界中の人々が驚きを隠せない様子だ。
バイオリンは母を喜ばせたいという思いで、母の好きなバイオリンを再開、特注の義手をつけて練習を重ねていくことで、今に至るようだ。
様々な目標をここまでのレベルで極め、達成してきた伊藤さんのバイタリティに感動する人は多いのではないだろうか。