証券アナリストで陳アソシエイツ&FXスクールジャパン代表の陳満咲杜さんのベネズエラに関するTwitter投稿が衝撃的だと話題となっている。
ベネズエラのハイパーインフレ、もはやコントロール不可能と言われる。油パンをティッシュではなく直接お金で包むのは、ティッシュよりお金の価値がはるかに小さいからだ。 pic.twitter.com/SRRDweN8No
— 陳 満咲杜@FXの真実 (@chinmasato) 2017年4月20日
なんとハイパーインフレにより、ベネズエラの貨幣価値が下落し、パンを包む紙のほうが高くなってしまったようなのだ。
ハイパーインフレ(ハイパーインフレーション)とは、国際会計基準の定める3年間で累積100%(年率約26%)の物価上昇を指し、物価が急激なスピードで2倍以上に跳ね上がっていく状況のことを言う。それによって社会は貨幣の価値が不安定になり、一気に国民の経済が麻痺してしまうのだ。
実際、ベネズエラは経済破綻の危機が高まっている。原油価格の下落で物価が高騰してしまったのだ。
ガソリンが水より安いとも言われており、現在はあらゆる生活必需品が不足し、売店の前では長い列ができているようだ。
たまに「金が全て」などと言う人がいるが、このベネズエラの光景は、お金は貨幣価値が安定しているからこそ成り立つ紙切れなんだと痛いほど理解できる一コマなのではないだろうか。