義務教育の終わりとなる中学校卒業後に、どのような進路を選択していったか、1000人にアンケートをとった結果衝撃の事実が浮かび上がってきたと、いまとある画像が話題となっている。
いわゆる『普通』と言われる進路を進むのは、
1000人中163人だけ。しかも、今から約10年前の調査でこの結果。
現在、そして、これからは尚更『普通』の進路なんてものは無くなっていくでしょう。
そもそも、みんな違うことが普通なのです。 pic.twitter.com/1SVzZUC26h
— 先生、学校は行かなきゃいけないの?? (@namonakigakkou) June 23, 2023
中学校を卒業した1000人にその後の進路についてアンケートをとった結果、高校を卒業できたのが896人、その後に現役で4年制大学に進学できたのが413人。そして正規雇用で就職できたのが240人、最終的に3年後も離職せず働き続けていられたのが僅か163人に減ってしまっているのだ。
4年生大学に進学した人の数に浪人生が含まれていないこと、これらは10年前の調査結果ということを踏まえても、想像以上に少ない人数まで絞られていることに驚く人は多いのではないだろうか。
高専、専門学校、短大を経て就職した人、高校を卒業して就職した人のうちで3年以内に離職しなかった人を足したところで330人程度。つまり3人に1人しか就活に成功し同じ職場で働き続けていられないことになる。
ほかにも、13人に1人(クラスに3人)は高校を卒業できない、短大卒の3人に1人は就職できない、大学生の4人に1人は正規雇用で就職できないなど様々な実態が浮かび上がってくるこの画像に、「大学を卒業して就職する」という、世間が言うところの「普通」は希少だということが理解できるのではないだろうか。
ここまで進路が多様化していると、普通について語るよりも他人と比較せず、それぞれの立場で自身が満たされるための幸せを追い求めていったほうが良いのかもしれない。