現在普及している消火器は、一般的に燐酸二水素アンモニウムを用いたABC粉末消火器が多い。しかし再利用が難しく、短時間しか利用が出来ないという問題を抱えている。そのため、放射が止まった後、一部でも火種が残っていれば再び炎上してしまうのだ。
そこで、バージニア州ジョージ·メイソン大学に在籍する2人の学生は、水や泡、ガスに代わり、低周波音による消火器を開発、特許取得に成功したのである。
低周波音によって火や周囲にある空気中の粒子速度を高め、消火する仕組みになっているとのこと。本人たちはこの装置をドローンなどに設置することで、大規模火災などにも役立てていきたいようだ。
ガスや水が必要ないため永続的に使用でき、消火が難しい場所や規模の火災にも十分に対応出来る、革新的な発明なのではないだろうか。