多摩美術大学の「卒業制作優秀作品集2014」において、 造形表現学部(夜間)デザイン学科に所属する白石淳さんが発表した作品、『AthleTitti』がとてもユニークだ。
AthleTitti=アスレチッチの名の通り、お父さんがこのベストを着ることで、子供にとってのアスレチックに早変わりするのである。
お父さんは子供を抱きかかえたりする際の労力を最低限にでき、一方で子供は自分の力で楽しみながらお父さんに抱っこしてもらえるという、画期的な発想のプロダクトである。また綱が張り巡らされることで、子供は足をかけたり掴んだりする部分が増え、より安全に抱っこされることが可能となる。
担当教員である武正秀治教授も、
デザインテーマへ対峙する真摯な姿勢無くしては生まれない作品
と絶賛している。
卒業制作ということで製品化はされていないようだが、ぜひとも購入したい!と考える世のお父さんは少なくないだろう。
白石さんの今後の活躍から目が離せない。
多摩美術大学