芸術家のグラハム・フィンクは、現在開催されているロンドンの展示会において、視線を追跡する「アイトラッキング」機能を用いて絵画を描く、エキシビジョンライブを行っている。
アイトラッキング世界最大手のトビー・テクノロジーと共同で行っている本企画、赤外光を顔に照射することでその反射をトラッキングして視線を感知している。
文字や簡単な記号だけでなく、人物画のような複雑な線描写も可能にする「アイトラッキング」機能は、アートに新たな表現手法をもたらしている。今後は筆で絵を描く、楽器で音楽を奏でる、などの固定概念は芸術において無意味になっていくのかもしれない。