日本男性は気持ちを女性に伝えることが得意ではない、と良く言われているが、どんなに得意な人がいたとしても、アメリカのニュージャージー州に住むビル・ブレスナンさんほどではないはずだ。
現在74歳のブレスナンさんは、なんと同い年の妻クリステンさんに40年間ラブレターを送り続けているのだ。その数、既に1万通。
段ボール箱25個を超えるラブレターは、二人が出会った40年前から毎日欠かさず送られている。一緒に行ったレストランで、紙ナプキンに走り書きをしたものが最初のラブレター。以後、出張先でもポストに投函するなどして、ブレスナンさんはラブレターを送り続けてきた。
内容は日々の出来事や一緒に観た映画など、他愛もないものばかりだが、ブレスナンさんは必ず最後に「I love you, my darling」という甘い一文を添えている。
一度も喧嘩をしたことのない二人は、今の若者たちに「携帯なんかいじらず、もっと二人でいる時間を楽しんだほうが良い」と苦言を呈している。40年もの間愛を育み続けた二人の意見を、若いカップルたちはどのように受け止めるのだろうか。