『BBA化全力回避の女、りず(40)』など、日常を描いたエッセイ漫画で知られる漫画家のりず氏(@rizu_manga)が自身のSNSアカウントに「読むと発狂します」というコメントとともに投稿した漫画が、その身の毛もよだつような実体験を描いているとして、いま読者の間で大きな話題となっている。
読むと発狂します pic.twitter.com/yxGjpXEvB0
— りず@エッセイ漫画 (@rizu_manga) November 1, 2025
漫画で描かれているのは、りず氏が子供のころに経験した出来事である。友人を連れて自宅マンションに戻った際、玄関の鍵がかかっていることに気づいた。通常ならそこで両親の帰りを待つところだが、不運にも(あるいは幸運にも)、玄関脇にある自室の窓が少し開いていることに気づいてしまうのである。
当時のりず氏は、その窓がマンションの6階、すなわち地上数十メートルの空中に位置しているという現実的な危険を一切顧みず、そこから侵入を試みた様子が克明に描かれている。もしバランスを崩し、手を滑らせた瞬間に命を落としていたであろう、恐るべき状況だ。
大人になった今、りず氏は半年に一度この出来事を思い返し、恐怖で発狂しそうになると綴っている。
これには読者も「子供コワすぎます」「こっっっわ」「タマヒュンしたわ(震え声)」「同じことやったのを思い出しました」「いや無事で良かった」など様々なコメントを寄せている状況だ。子供ならではの「今すぐ何とかしたい」という衝動や危険予知能力の欠如が招いたヒヤリ体験であり、多くの共感を呼んでいるようだ。
この投稿は、りず氏が無事に成長し、今を生きているからこそ笑い話にできるものの、一歩間違えば大惨事になっていたという、危険と隣り合わせの「子供時代の無鉄砲さ」を思い出させている。自身の経験を振り返ると、命にかかわるような危険な経験をしたという人は意外と多いのかもしれない。それだけに、この漫画は単なるエッセイとしてだけでなく、子供の行動における潜在的なリスクを再認識させる、一種の警鐘としても機能していると言えるだろう。