いまTwitterでハッシュタグ「#おっさんビジネス用語」が俄かに活況をみせている。中年男性がビジネスシーンで使いがちな言葉をまとめたものだが、その一部をまとめてご紹介したい。
鉛筆なめなめ
=役員がこれじゃキレるから数字盛っとけ。大丈夫結果出る頃オレ達いないから。— KENZO (@KENZO52302058) February 4, 2022
#おっさんビジネス用語
TLで流れてくる全てが沁みる。
・イッテコイ
・握る/握り
・鉛筆舐める
・ボールを持つ
・絵に描いた餅
・エイヤ
・発射台
・よしなに— BB毛沢山♡ (@BBmaozeshan) February 5, 2022
ポンチ絵
資料修正の依頼時など、この言葉を聞くたびに気持ち悪くなります🤮
僕も年齢では、おっさんですが…😅
— 永野信哉🐉🇨🇳🎺中国語学習者 (@nobby1101) February 5, 2022
基本的に野球用語と相撲用語は採用率高し。
・アイツは三振かホームラン
・送りバントできるやつ
・相手が変化球を投げてきた
・隠し球を使う
・徳俵で残った
・土俵際でうっちゃり
・胸を貸す全員野球でノーサイドとかいう複数のスポーツを混ぜる人も
— 桂馬で直進 (@livefuchu) February 5, 2022
#おっさんビジネス用語
「仕切り」
誰が責任を持って動かしているかを示す用語。マターの同類
例:あの案件は〇〇の仕切りで進めるから
ファシリテーション、事前準備等を複合的に捉えた概念だが、要するに誰の責任か明確にしたい(そして押し付けたい)というだけの話である— とあるコンサルタント (@consultnt_a) February 6, 2022
仁義を切る
定義)事前に挨拶をする、●●する前に関係者に周知をすること。例)取引先の●●さまには仁義を切っておいて(断りを入れておく、挨拶をしておいて)
— Penguin (@penpenintokyo) February 6, 2022
本当におっさんがよく使うビジネス用語。ソースはワイ
・仕切り
・筋を通す
・仁義を切る
・にぎる
・投げる
・ボールを持つ
・エイヤ
・いまいま
・よしなに
・なるはや
・たたき台
・手触り感
・正直ベース#おっさんビジネス用語— 小西 芳樹 / Yoshiki Konishi (@y_cony) February 6, 2022
大先輩から学んだ用語です。
キメの問題
ポンチ絵
三遊間のゴロを誰か拾わなあかん
踏み絵
倍半分
ペライチ
○○先生ぇ(呼称用)
ケツは俺が拭く(実際は拭かんけど)
老兵は死なずただ去るのみ
web会議の案内ってどれ?— Kuri@進撃の本厄。 (@kuritter10) February 6, 2022
#おっさんビジネス用語 :一丁目一番地
解決すべき最優先課題のこと。特に、お偉方が推し進めたい施策に反対勢力が出てくると、このフレーズを叫んで力づくで進めようとするおっさんをよく見かける(さっきも見た)— 兎に角 (@usagi_ni_tsuno_) February 7, 2022
「座組み」
自社1社では機能が不足するため、他社も巻き込んで機能を補完しようとする際に、その顔触れのことを指して、座組みと呼ぶ。パートナシップのような公式なものではなく、構想段階のうちうちのものに特に使われる。#おっさんビジネス用語— 愚直@独立4年目 (@gck_jp) February 7, 2022
「交通整理」
いろんな取り組みがカオスに乱立しかけている時に、何を誰がどんな役割分担で進めていくかを整理する事。意外と価値のある仕事でもあるけど面倒な事も多い。#おっさんビジネス用語
— じ (@jjjjjj_p) February 7, 2022
#おっさんビジネス用語
このハッシュタグのほぼ全てが胸に突き刺さってきます。・がっちゃんする
・鉛筆なめなめ(で数字を作る)
・決め
・紙芝居
・サチる(線が寝てる)
・レベル感
・いってこい
・イケイケドンドンこの辺はもはや日本人にすら通じない時ありますよね…
— iwasarobot@育休中/観光業+中小企業診断士 (@robotdesita) February 7, 2022
ソースはワイ
・ガッチャンコ
・温度感
・粒度
・バラす
・ペライチ
・振れ幅
・見極め
・意思決定
・アジェンダ
・認識齟齬
・バランス感覚
・チューニング
・切り分け
・直近
・前提
・いい感じ
・できた(できてない
・スライド
・ブロック
・モヤモヤ感
・完全に理解した— 星影 (@unsoluble_sugar) February 7, 2022
「エイヤ」「握る」「仁義を切る」「仕切り」「ボールを持つ」など、ビジネスシーンでなんとなく耳にしてきた、そしていつの間にか自分も使ってきたというワードが満載ではないだろうか。
また、野球や相撲など中高年に馴染みのあるスポーツ、「いまいま」「ほぼほぼ」などの繰り返すことで醸し出すリアルタイム感、「なるはや」などの短縮した言葉、「正直ベース」など日本語と英語が無理やり合体した言葉など、様々な理由で生まれたものが満載で、まとめてみると改めてユニークかつ面白いことが分かる。
しかし、自分が当たり前のように使っていたワードも気が付けば時代に取り残された古いものになっている場合があるので、若手の社員に指摘される前に自分で今一度見直す必要もあるかもしれない。
特に例えなどが古くなってしまっているものは、むしろ伝わり難くなっている可能性があるので、気を付けたほうが良さそうだ。
逆に若手社員などが中高年の「おっさん社員」と話を合わせる際には、積極的に活用すると可愛がられそうだ。