人類はまたひとつ、訳の分からない楽器を手に入れたのかもしれない。
2000個のビー玉をピタゴラスイッチのように機械のなかで転がし音を奏でる楽器「The Marble Machine」だ。
この楽器を発明したのはスウェーデン発4人組インストゥルメンタルバンド、WintergatanのMartin Molinさん。スウェーデン版グラミー賞にもノミネートされたことがある、知る人ぞ知るバンドだ。
The Marble Machineの構造についてはメイキングビデオでもしっかり解説されているのだが、あまりに複雑なため、少し見ただけではどこがどうなっているのか理解するのが難しい。
演奏中は調整レバーを上げ下げしたり、ギアを回転させたり、工業製品をいじっているかのような動きを続ける必要がある。また装着された複数の楽器を操作しなければならないとあって、なんとなくDJと似た動きとなってしまうようだ。
誰でも簡単に使いこなせる訳ではなさそうだが、それほどに独創的で、完成度の高い楽器なのではないだろうか。
The Marble Machineを使ったMartin Molinさんの今後の活動から目が離せない。