都道府県は半数近く消滅予定だった!?明治時代の古地図が話題

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とあるTwiiterユーザーが、戦前の古地図画像をシェアしたところ、半数近くの県が消滅していたため、画像を見た人々の間で話題を呼んでいる。

シェアされた地図の画像は明治36年、明治政府で作成した「府県廃置法律案」に基づいたものであり、法案自体は帝国議会解散のため議会への提案には至っていない、幻の28府県案となっている。

※投稿者は「26府県」と記載しているものの、「府県廃置法律案」は28府県案となる。

統合により消滅する予定だった県は岩手、山形、群馬、茨城、埼玉、山梨、富山、福井、岐阜、静岡、滋賀、奈良、和歌山、鳥取、山口、徳島、佐賀、大分、宮崎の19県。

宮城県から仙台県、栃木県から宇都宮県など、改名する予定だった県も多くある。
しかし直後に日露戦争が勃発。帝国議会解散により結果的に法案は提出されず、お蔵入りとなったのである。

なお明治4年、廃藩置県によって藩が県に代わった段階では、3府302県であったようだ。そこから再編を繰り返した結果、今の都道府県の数に落ち着いたのである。

普段から無意識に47都道府県で区切っている日本の領土も、ひと昔前には全く異なるものであった。そのことを考えると、地元に対する考え方が、また一段と味わい深いものになるのではないだろうか。




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