カリフォルニアロールやフルーツ寿司のように、日本とは異なる独自の進化を遂げてきた海外の“SUSHI”文化。
なかでも新たな文化を生み出す最先端の街ニューヨークでは、寿司は思いもよらない方向に進化し、それがブームを起こしつつある。
なんと、「CANDY SUSHI」というお菓子でできたスイーツ寿司である。
スイーツ専門店Stieber’s Sweet ShoppeのLee Manneさんが作るこの「CANDY SUSHI」は、グミやキャンディ、ライスクリスピーを用いて、寿司そっくりなスイーツにするのが特徴だ。
Lee Manneさんが簡単なレシピを公開しているので、そちらをご紹介したい。
まず、具体的な食材はこちら。
■自家製のライスクリスピー
■マシュマロ フラフ
■魚グミまたはお好みで動物グミ
■フルーツ・バイ・ザ・フット チューイング・キャンディ
■ハリボーRainbow Twistsまたはバイツキャンディ
■ナーズ
■ドライフルーツもしくはフルーツロールアップス
■虹色のリコリス菓子ロープ
■緑色のジェリービーンズ
■サワーグレープフルーツキャンディ
■ライム風味のチューイングキャンディ
はっきり言って、体に悪そうなキャンディ系の食材ばかりである。
握り方は以下の通り。
ネタとなる魚グミと、シャリ代わりのライスクリスピーをそれぞれ用意し、アイシングしたヘラでマシュマロフラフを少しだけネタの上に乗せる。
あとは握るだけである。お好みで他の食材を混ぜたり、海苔代わりにチューイングキャンディで巻けば完了だ。
巻き寿司バージョンも手順は本来の巻き寿司と同様、ライスクリスピーの上にネタを敷き、海苔代わりのキャンディで包めば出来上がりとなっている。
ただし、海外では巻きすがある訳ではないので、手で持ってテーピングするようにキャンディを巻きつけるようだ。
軍艦巻きの場合は小さい粒のキャンディであるナーズや、手巻き寿司の場合はフルーツロールアップスを用いると良いようだ。
このように、もはや寿司というよりは寿司の形をしたお菓子といったほうが的確な食べ物である。しかし、SUSHIブームがあってこそのCANDY SUSHIだと考えると、独自の進化とはいえ日本文化が根付いているのは、ありがたいことなのかもしれない。
逆に、日本人もこのレシピに習って、CANDY SUSHIを作ってみてはいかがだろうか。もしかしたら、ホームパーティで人気を得られるかもしれない。
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