現在、2ちゃんねる界隈で急上昇しているオーケストラの動画がある。こちらの映像だ。
なんと、ティンパニー奏者が演奏中に体ごと楽器に突っこむという内容だ。実はこれ、ハプニングでもなんでもなく、アルゼンチンのブエノスアイレス出身の作曲家Mauricio Kagelさんが生前に発表した楽譜「ティンパニとオーケストラのための協奏曲」という曲中に、しっかり記されている演奏の一部なのである。曲中では、フォルテの最大級である「fffff」という音楽記号とともに、「奏者がティンパニーの中に飛び込む」という指示が明記されており、そのためティンパニー奏者は、何の躊躇もなく頭を突っ込めたのである。
あまりに衝撃的な内容の動画に、Twitterでは現在急速に拡散している。
カーゲルのティンパニー協奏曲
本当に突っ込むんだ pic.twitter.com/Cv05NsCpvl
— F1rst MiX’s れあ (@F1M_Rea) 2014, 11月 26
ティンパニ〜の人って大変なんやな…
— flat@ふらっと奴 (@flatrdm) 2014, 11月 27
ほんとにティンパニ突き破っててワロタ
— まなみ (@C3SPMJ133) 2014, 11月 27
深夜に見たティンパニ協奏曲の衝撃がまだ続いている。練習で一体何台のティンパニに頭を突っ込んだのか…。それともぶっつけ本番だったのか…。もう作曲者にいろいろ問いただしたい気分。
— Hyangsun CHIN (@cellist_dolphin) 2014, 11月 27
奏者と観客の、どちらにとっても衝撃的な曲だけに、話題性は十分だ。これからこの曲目当ての演奏会が増えることを期待せずにはいられない。