スウェーデンのマルメにあるデザインスタジオUnswornは、ある面白い企画を開催しネット上で話題となっている。
その企画とは…等身大ETの丸焼きBBQである。
ETとはそう、あの名作映画『E.T.』に登場する、架空の地球外生命体のことだ。
倫理観はさておき、なぜETを手に入れることが出来たのか…じつはこのET、グルテンミートで成型された創作物だったのである。
Unswornの人々はこのイベントを通し、今一度、自分たちが普段食べているものに対し関心を持って生きよう、と伝えたいようだ。
グルテンミートは、水で練った小麦粉に含まれるタンパク質の一種「グルテン」を主原料とした加工食品で、小麦粉に水と少量の塩を加えて捏ね、寝かせたあと水洗いして余分なデンプン粉を流し落とすと残る、ゴム状のグルテンの塊のことである。
そのため粘土のようにこねたり繋げたりすることができ、創作活動に向いている食材といえる。
原材料も手に入りやすいものばかりなため、もしかしたら今後、同様にグルテンミートを使って、面白いアートが現れるかもしれない。