世界にはまだまだ人類があまり目にしたことのないような、神秘的な生物が存在する。
学名「Glaucus atlanticus」、和名「アオミノウミウシ」と呼ばれる熱帯に生息するウミウシの一種は、まるで空に漂うブルードラゴンのようで、冒険心をくすぐるビジュアルだ。
体調は20mm~30mmほどで、胃の中に気泡を入れ、浮力で海面に浮いている。
カツオノエボシやギンカクラゲなどの猛毒を持つクラゲ類に着生して生活しており、不用意に触ると取り込んだクラゲの毒に侵されてしまうだけでなく、エサの確保が難しいため飼育が困難な、危険かつレアな生物のようだ。
『モンスターハンター』などに出現しそうな、ボスキャラ的出で立ちではあるが、もし運よく見つけることが出来たとしても、決して触れないようにしたい。