とあるSNSユーザーが投稿した「文章を最後まで読ませるライフハック」が、その内容の面白さもさることながら、テクニックの巧みさで大きな話題となっている。その投稿がこちら。
ちょっとHな話なんですが、最近なぜか片鼻だけ水様性鼻汁が出るので内視鏡で鼻内を観察してみたんです。
そしたら信じられない長さの鼻毛が1本だけ鼻腔内に伸びて、先端が下鼻甲介に当たってたんです。その刺激で鼻水が出てたんですね。
それ見て思わずこう言っちゃいました。
「はぁ〜長ぇ〜」って。— ますだま (@ssdama0280) November 1, 2025
投稿内容は、片鼻から出る水様性鼻汁の原因が、鼻腔内に伸びた信じられない長さの鼻毛にあり、その刺激で鼻水が出ていたという耳鼻科的な事実。そして、結びの一言が「はぁ〜長ぇ〜」というH(Hanagae=鼻毛)をかけたダジャレで締めくくられているものだ。
しかし驚くべきは、この投稿の冒頭。「ちょっとHな話なんですが、」と頭につけるだけで、ユーザーは性的な内容を期待し、文章の結末まで読み進めてしまうという仕組みとなっているのだ。これは、文頭に強い関心や好奇心を喚起する言葉(フック)を置くことで、読者の注意を引きつけるという、ライティングにおける重要なテクニックを見事に体現している。
このH(anagae)な話にはSNS上でも「うわ、H過ぎだろ」「最初に強い言葉を置くと最後まで読んでもらえる、だ」「他人に見てもらうための掴みは大事だとよく分かるポスト」「確かにHな話だった」「やっぱり抜いたんですよね」「最後までちゃんと読ませるテクニックすげえなこれ」など、投稿のテクニックに感嘆する声が多数見られた。
「おっぱい」や「Hな話」といった言葉を文頭に置くだけで、リプライ欄に「最後まで読めよ」という指摘コメントが現れなくなるという、SNS上でまことしやかに語られるライフハックがあるが、まさにその現象を体現した投稿と言えるのではないだろうか。
単なるダジャレやジョークに終わらず、片鼻の鼻水という「地味な悩み」に対する意外な原因と解決策を提示している点も、投稿が拡散された要因だ。実際に似たような症状に悩まされていた人にとって役立つ情報となっており、ユーモアと実用性を兼ね備えた、SNS時代の「バズる文章術」の好例となったようだ。