いまSNSでとある過去実在した女性が美しすぎると話題となっている。
その女性は明治時代の芸妓・モデルだった安達ツギさんだ。
これは、130年前に浅草凌雲閣で開催された美人コンテスト「東京百美人」で、参加用の写真を撮る写真館に行く前に家で髪結いを待つも一向に髪結いが現れず、仕方なく洗い髪のまま人力車を飛ばし写真館に向かう様がバズって洗髪料のイメージキャラクターにまでなった「洗い髪のお妻」こと安達ツギさん。 pic.twitter.com/DWziJ7oNdp
— 進士 素丸 (@shinjisumaru) September 3, 2020
安達ツギさんは芸妓の「お妻」としてその名が知られている美人で、1891年に浅草の凌雲閣で開催された第1回「東京百美人」に出場し、入賞(上位5位)は逃すも「洗い髪のお妻」として注目を集めた人物だ。
その異名がついた理由として、参加用の写真を撮る際のエピソードが挙げられる。
お妻は写真館に行く前に家で髪結いを待っていたが、一向に髪結いが現れない。そこで、仕方なく洗い髪のまま人力車を飛ばし写真館に向かったところ、その姿が美しいと彼女の洗い髪は一種のトレードマークとなり、百花堂株式会社から発売された洗髪料の「香料入高級御髪あらひ粉」の袋にイメージキャラクターとして起用されるまでになったようだ。
ちなみに第一回「東京百美人」1~3位はこちらのみなさん。 pic.twitter.com/IpOjV0a0b0
— 進士 素丸 (@shinjisumaru) September 3, 2020
なお、「東京百美人」は開業半年を迎えた浅草の凌雲閣で、当時の有名芸妓100人の写真を展示し投票によって美人を選抜した、日本初のミスコンテストと言われているようだ。
この写真には多くの人が反応しており「美人すぎる」「超クール」「服以外は今でもそのままでいける」「現代でも問題なく通用する美人」「眉毛がバブル眉っぽい」「雰囲気がいい」など、絶賛する声が多数寄せられている。
写真が発明されてこのようにかつての美女の姿を拝むことができるのも衝撃だが、時代を超えた美しさが存在することもまた、驚きではないだろうか。