美少年を一年間贅沢させ生贄に…アステカ文明『テスカトリポカの祭り』の解説漫画が衝撃的

中2イズムをフォローする

1428年頃から1521年の約95年間、メキシコ中部で栄えたアメソアメリカ文明の国家アステカ帝国。
そのアステカ神話における主要な神の一つ、テスカトリポカを祭った、アステカ太陽暦の5番目の月であるトシュカトルの期間に行われた「テスカトリポカの祭祀」に関する解説漫画が、いま恐ろし過ぎると読者の間で話題だ。その投稿漫画がこちら。

アステカ創造神話の一つに、テスカトリポカとケツァルコアトルが力をあわせて世界を創造したという伝説を持ち、大熊座の神であり、夜空の神であるとして、アステカ民族の神殿に祀られたテスカトリポカ。

そのテスカトリポカを祭る祭祀では、テスカトリポカ神の化身として選ばれた美青年が、一年間着飾られ、神の化身としてこの世の快楽を味わい尽くした後、生け贄となったようだ。

生贄となる当日まで酒池肉林を味わいつくした後、坊主頭になって心臓をえぐり取られ、更には死した後その頭蓋骨はモザイクで加工され飾られるという衝撃的な展開に読者も「改めて恐ろし過ぎる」「最高に贅沢な一年と引き換えに命か…」「ガンガン持ち上げてから殺してそれで終わりって怖すぎ」などのコメントを寄せており驚きを隠せない様子だ。

なお、アステカ文明には他にも様々に生贄の祭りがあったようで、年間通してかなりの日数が祭りに割かれ、また生贄の人数も合わせて多かったようだ。

現代人と価値観や思想が大きく異なるとはいえ、生贄についてなかなか受け入れられないと同時に、だからこそロマンを感じ強く惹かれてしまう、という人は多いのではないだろうか。

なお、この解説漫画を描いた芝崎みゆき(@heppocoshine)さんは、これらを『古代マヤ・アステカ不可思議大全』として単行本にまとめているので、気になった方はぜひそちらを読んでみてほしい。

また、特別展「古代メキシコ —マヤ、アステカ、テオティワカン」が2023年6月16日(金)~9月3日(日)東京国立博物館で開催中なので、興味を持った方はこれを機にぜひ展示を直に鑑賞しに行ってみてはいかがだろうか。




中2イズムをフォローする

こちらもオススメ