【インタビュー前編】地下アイドル姫乃たまは、なぜエロ本を愛するのか?

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様々な人物から、活動の中心にある中2的思想を導き出す連載、「私の中2ゴコロ」。Vol.2は地下アイドルの姫乃たまさん。普段、下北沢を中心にアイドル活動を続ける傍ら、エロ本が好き過ぎて、連載まで持ってしまうライターとしても活動しています。先日、「地下アイドルが見たエロ本業界」というエントリーを自身のブログに掲載し、ネット上で話題となりました。姫乃さんに「エロ本への愛」とオススメのエロ本、地下アイドルとしての活動の変遷を2回に分けて語ってもらいました。

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【前編】姫乃たまはなぜエロ本を愛するのか?
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–エロ本との出会い

自宅が酒屋をやっていたこともあったので、エロ本の存在自体はなんとなく幼い頃から認識していました。でも、私が実際にエロ本を初めて見たのは小学校低学年の頃ですね。公園のトイレに捨ててあったのを見つけてしまったのが始まりです。それが投稿系の調教雑誌で、排泄させてる写真が載っていたんですよ!すごいショックで見なきゃ良かったと思いましたね。それが緒を引いていて、一体あれは何だったんだ?と思いつつ過ごしていました。

中学校に上がると、今度は同級生がお兄ちゃんのおさがりを読ませてくれるようになるんですけど、今思えば全部ロリ系ばっかりでしたね。高校ではアイドル活動を始めるんですが、ライヴに「地下アイドルってこういうところだよ」という記事を書くため雑誌の編集者の方がいらっしゃったんですよ。そこでエロ本トークで盛り上がり、実際にエロ本で連載を持つことになったんです。今は読者のお便りに答えるコーナーや、AV業界の歴史に残るような方々への取材記事を書かせてもらっています。

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–私から見たエロ本業界

自身で携わっているからこそ肌で感じるんですが、エロ本業界は沈みゆく船なんですよね。出版社の中でも扱いが低く、編集部員が2名しかいなくて、しかも片方がもう60歳くらいの方だったりします。あと、編集部が会社の荷物置き場にされたりもしてますね(笑)それには理由があって、エロ本市場が完全に縮小していっているからなんですよ。すでに読者の年齢層が上がり過ぎていて、市場を支えられなくなってきています。お便りのコーナーにも60代や70代の方から「字が小さくて本が読めない」という投稿が寄せられるくらいです。

インターネットが普及していくと同時にエロ本への需要が若者から無くなって、ネットを使わない層だけが未だにエロ本を買っている状況なんですよ。ネットを使わない層という意味では、拘置所から投稿を頂くこともありましたね。そういった状況の中では経費削減が進み、編集部の人数が減っていきますよね。若い社員が配属されることが多いんですが、限られた予算とメンバーだけで何か仕掛けていくのはとても大変です。しかも主要な購買層である高齢者と自身とでは、完全に世代としてミスマッチですよね。

市場が縮小し、エロ本に携わる人員が減っていくことで、本の内容の濃さが如実に変わってしまったことは、私としてはとても悲しいことなんです。今のエロ本の殆どが、AVメーカーから届いたサンプルのキャプチャー集になってしまっています。そして、殆どの写真にレタッチが加わっていて、各誌の個性や被写体のリアルさみたいなものが失われてしまっています。分かり易く言うと、完全にカタログ化してしまっているんですよね。かつて勢いがあった頃は、誌面上で大胆なことをたくさん仕掛けていて、そういうのを発見する機会が無くなったんです。
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–オススメしたいエロ本3冊

カタログ化していないエロ本というものが、本来いかに読む価値のある本か知って頂くためにも、私が好きなエロ本の中から、是非オススメしたい3冊を紹介したいと思います。

1.「アクションカメラ」
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これは98年のものなんですけど、写真にレタッチが全くされていないんですよ。だから女性の脇毛とか全然見えちゃっていてすごく生々しくて良いんですよ。後、狙ってると思うんですけど、股間消しが微妙にされてない写真が幾つもあるんです。選んでる写真も今なら絶対選ばれないような挑戦的なものばかりです。
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ほかにも、袋とじのアイコラ集が、明らかに今見ると低クオリティで、逆にそれが楽しいです。

2.「Yha ! Hip & Lip (ヤァ ! ヒップ アンド リップ) 」
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2009年と2010年の頃の号を持ってきました。昔ながらのエロ本を高画質で再現しようする気概のある雑誌です。実は有名グラビアアイドルなどもブレイク前に多数出ていて、そういったところも見所ではあります。
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クレイジーな企画もかなり取り入れています。例えば全裸の女性がスタジオでドラムを叩きながら・・・とか、滝に打たれるメイドとか、丸尾末広さんのボディイペインティングの企画とか、エロの枠を飛び越えているものが多数あります。

3.「MONO A’Lure Magazine 」
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エロ本を買いにタイに行ったことがあるんですけど、そのとき買った1冊です。タイは規制が厳しくてなかなか都市部にエロ本が売ってなくて、電車で1時間、タクシーで30分かけて移動し、290バーツで購入しました。日本円だと旅行した当時で大体1000円くらいの価値ですかね。中身も規制の問題があるのか、性的な過激さは殆どないです。
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その代わりすごくエレガントに女性を表現していて、皆さんとても綺麗です。でもあれなんですかね、これってニューハーフの可能性も、もしかしたらあるんですかね・・・?

この機会に、中2イズムの読者の皆さんも、エロ本漁りを始めてくれたら嬉しいです!

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–次回後編では「姫乃たまはなぜ地下アイドルになったのか?」をお届けします。お楽しみに!
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姫乃たま / 地下アイドル
1993/2/12下北沢生まれ。都内でのライブ活動を中心に、ライター、司会、モデルとして活動しているミス器用貧乏。エロ本が好き。
姫乃たま公式ブログ




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